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八王子生活館

今日は昨日の記事の続きです。

 東京都日野の光の家 栄光園さんを後にして、お次は八王子にあるギャラリーに。
こちらではこの日が最終日となる“八王子生活館”さんの企画展「さいた さいた展」が行われています。
八王子生活館さんでは手織りを中心に手紡ぎや羊毛フェルト、紙漉きなど様々な手仕事の活動を行っています。
こちらへはマジェルカを立ち上げるだいぶ以前に見学にお邪魔し、今は無き八王子そごうでの展示会にも寄らせて頂いたりしていました。
でも当時はこれらの製品をどうやって扱うかというお互いの調整まで出来ないままでした。
マジェルカをオープンさせて数か月が経ち、私の中にも西荻窪のマジェルカという場で「こんな製品をこうやって見せたい」というのが少しづつですが見え始めてきたので、改めてご連絡を差し上げたところ、すぐにお店まで足を運んで下さり、「こんなお店なら是非」というお言葉を頂けたので、具体的に前に進めていく運びとなったのでした。
ちょうど毎年恒例のこの展示会を控えていらっしゃるとの事もあり、そこで改めて一堂に会する製品を目にできる機会でもありお邪魔してきました。
地図を頼りに到着すると外壁に蔦が絡みついた素敵なギャラリー♪
一回はカフェになっていて2階がギャラリースペースのようです。
機織りの実演もやっています!

(微妙にピンボケですみません・・・)
お客様が次から次へとやってきます。
無機質な空間にカラフルな手仕事品がとても良く映えます。
一言で手織りといっても人によって色だけではなく随分と変わるモノです。
カードなどの小物もありました。
オメデト・・・ミンナイイ・・・んっ!?ギャル?
まぁ嫌いじゃありませんが、ギャル。
コイツがうわさ(?)のザンシーちゃんです。(またピンボケってます・・・)
惨死でも残滓でもなくって残糸でつくるからザンシーちゃん。
貫禄(?)あります♪
フェルト細工も色々と作っています。
と、いきなり画質が落ちたのは、カメラのバッテリーが切れて携帯で撮ったから・・・
この会場を後にして既に外は薄暗くなっているにも関わらず、せっかくなので近くにある工房の方にも顔を出させてもらいましたが写真はありません・・・
随分と長い間お邪魔して色々なお話をさせて頂きました。
以前にお話しした際に、作品作りの上で課題だと仰っていた縫製の部分。
良くある話ですが、障がいのあるメンバーさんは織る事は出来ても縫う事は難しいく、スタッフやボランティアさんが縫製を行って製品や作品に仕立てている、というのが良くあるパターン。
モノとしての質のバラつきは勿論、当然ながら作業にだけ専念できるわけでないので制作数も読めない。
まぁ当然それらの他にも福祉施設でのモノ作りとしての根本的な問題もありますが、
それらをクリアすべく生活館さんは民間の縫製工場さんとコラボレーションする事にしました。
そしてデザイン、クオリティ共に価値をアップさせる事に成功したそうです。
そして結果としてそこにかかる費用を十分に吸収できているそう。
こちらの素晴らしい所は、そのモノ作りと同様に展示そのものも、費用を掛けてギャラリーを借りて(時に銀座も)作品の魅力を最大限引き出す事でお客様にも認められて結果購買につなげ、かけた経費をしっかりと回収できているという方法論を持って実践している点。
他所でよく見受けるのは出来るだけ経費を掛けないという事にこだわり、結果安っぽいモノを作り、見せ方も同様の理由で安っぽい。
安っぽく見せるから当然安くしか売れないと思い込んで不必要に安い値で売る。
(実際安っぽく見せたら安くしか売れませんが)
また、障がい者施設が作ったモノという一点アピールで勝負しようとする。
売りたいと言いながら???です。
「売りたい」と「売る」はそもそも別ですから。
偏った見方なのかもしれませんが、福祉施設さんのモノづくりや売り方に私が感じている見方です。
せっかく丁寧に作られていたり、他に無い魅力を備えたモノが私にはと~ってももったいなく映る。
それじゃぁつくった人が気の毒だし、そりゃぁ失礼だろうとさえ思えるのです。
もちろんお金を掛ければいくらでも出来ます。
使えるからって無駄な使い方してんな!と思う場合もたまに目にしますが、きちんと目的の為に必要とあれば、ね。
ただ・・・
結果よりもやる事自体に意義があるんだっ!エイエイオーッ!な人達には相容れないでしょうが・・・
八王子生活館さんとは近日中にマジェルカで企画展示を予定しています。
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