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ギボウシ

今朝は庭のギボウシがタケノコのような固く尖った芽を土から出しているのを見つけました。

いつもなら最後の雪が降った頃にはその中から顔を出しているのを見つけて感動していたものですが、今年はいつまでも出てこないのが気になっていたのでホッとしました。
コイツ、最初はとても小さな株だったモノが年々大きくなって今では直径80センチ位にまで広がる大きな株になってくれました。
この可愛い芽が今年も暖かくなるにつれてどんどん葉を広げて大きく広がっていくのが楽しみ。
霜がかかった様な青みのあるグリーンの葉はとてもきれいなんです。
梅雨時は大きな葉にたまった雨の大きな粒が綺麗だったりもします。
そして夏になるにつれて濃い緑になっていき、綺麗だった葉もところどころ日に
焼けたり虫に食われたりしながらもまだまだ濃い緑が目に涼しげな景色をつくってくれる。
秋になると薄紫の花を数穂だけ咲かせ、その後は寒さが進むにつれ決して紅葉と呼べるほど綺麗ではない色変わりをしていくのです。
そして最後には枯れてしまう。
葉が落ちるのでもなく、広がった大きな株がそのまま地面に倒れ込むといった感じ・・・
私は薄情にもその頃にはギボウシを意識しなくなっていて、何かの拍子に枯れきっているのを見つけ「やれやれ・・・」といった感じで刈り取ってしまうのです。
でもその時にも地面の下では、また春にあの元気な太った芽がポツポツ出てくる為の準備をしているという事は知っていて楽しみに思ったりしているのです。
短い期間華やかな花を咲かせる一年草も好きですが、ギボウシはじめ多年草が好き、というか野草のような草花が好きです。
マジェルカも皆様に支えてもらいながら年を越すごとに葉を広げ、いずれは大きな株になっていければいいんだけど・・・
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