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初めての作業所見学

こんにちは。マジェルカのスタッフM.Mです。

先日、マジェルカのスタッフ皆で八王子にある作業所の施設さんの見学をさせて頂きました。

取引させていただいている作業所は、午前中は木馬工房さん、午後は八王子生活館さんに見学させていただきました。2つの作業所さんを書くと長くなるので、今回は、八王子生活館さんについて見学の様子と私が感じたことを書こうと思います。

 

マジェルカと取引させていただいている八王子生活館さんは、ザンシーちゃんやZuttaバッグ、ジャージマットやマフラーなどを作っていらっしゃいます。

 

八王子生活館さんの中に入ってみると、織り機が何台もあって、作業所で働いているメンバーさんがちょうどお昼休みが終わったところでした。

 

織り機に関心をもったので、分かったことを書こうと思います。

織り機では、ジャージマットやマフラー、zutabagの持ち手などが作れます。

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織り機で織る糸は様々であることが分かり、驚いたことが羊の毛からつむぎ車で糸にしているということです。

羊の毛は切れやすいですが、「より」をつくるように回転させるとちぎれない丈夫な糸になるそうで、昔の人の知恵はすごいなと思いました。

毛から糸にして織ったマフラーを見させてもらいましたが、普通のマフラーより軽くて暖かくて手作り感があるなと感じました。

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Zuttabagは持ち手のところを市販の糸で織り機で織ってるそうです。色の組み合わせは個人で選ぶので、個性が出ている作品になっていました。

 

ジャージマットは、ジャージの切れ端を結んで、糸にして織り機で織って作っているそうです。実際には作っているところは見ていないですが、大きな織り機で織るそうです。

デニムでマットを作ったものも見せてもらいました。

 

ザンシーちゃんも見させてもらいましたが、顔の部分をフェルトで固まらせて作っていることを初めて知りました。とてもたくさんのザンシーちゃんがいて、どれも違っていて個性があって魅力的でした。

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見学をさせて頂いて、メンバーさんはやり始めると集中して取り組んでいてプロの顔になってやっていて、一つ一つ時間をかけて丁寧に丹精をこめて作られたものがマジェルカの店頭に届き、それを商品として売らせて頂いているので、作った人の背景を少しでもお客さんに接客として伝えていき、作った人の頑張りを伝えていきたいと感じました。

 

実際に作業所を見学させていただいて、話で情報を聞くよりも、実際に足を運んで自分の目で見た方がイメージもしやすく商品の説明もしやすいのかなと思いました。

 

また、このような機会があったら、ぜひ見学に行きたいと思います。

 

 

・・・オーナーのフジモトです。

 

どちらにも何度かお邪魔しているワタシは一人で留守番し、他のメンバーとスタッフ総勢8名が「八王子生活館」さんと「木馬工房」さんに訪問してきました。

(木馬工房さん、八王子生活館さん、ありがとうございました!)

 

“作った人の背景を少しでもお客さんに接客として伝えていき・・・”とM.Mの言葉にありました。

 

マジェルカでは、就労継続支援A型としてのマジェルカを利用する障害をもつメンバーたちにも、というよりむしろ彼女たちの仕事として普通に接客をしてもらっています。

でも、この接客というのがM.Mをはじめ、ほとんど全員にとってどうやら苦手な仕事。。。

 

他の場所ではあまり見られない背景やストーリーのある商品を扱うマジェルカでは、レジでお客さんを待って会計すればいいだけではなく、店内に出て、お客さんと話し、そこに並んでいる商品への興味やショップに関心を持ってもらうこと、お買い物自体を楽しんでもらうことが大切。

 

その時々の相手や状況に合わせてのコレってなかなか難しいようで、メンバーによってはその苦手を克服しようと商品知識を学んだり、我々スタッフから目についたあーでもないこーでもないって助言や注意を受けながら皆頑張っています。

 

ただ、「知識」や「技術」だったり「やらなきゃ」って気持ちを持つ事、それはそれで大事だけれど、それだけだときっとなかなか苦手の克服は出来ないだろうと。

日々目の前に並ぶモノ達の魅力を自分自身で感じ、それを誰かに伝えたいとか共有したいっていう気持ちを自分ごととして持てればきっと変われるかもしれない。

その点で、今回M.Mの「作った人の頑張りを伝えていきたい・・・」って言葉は嬉しい!(M.Mさん、よろしく!)

 

そもそもマジェルカはなによりも作り手や現場を知ることを大事にしてきたつもり。

きっとこれからはそれを彼女や彼らにも受け継いでいってもらうのかなと考えています。

 

わざわざハードルを上げるようでブーイングが出そうですが、みなさま是非マジェルカにお越しの際にはショップスタッフの彼ら彼女達から色々なお話を聞いてみてくださいな。

暖かい目をそこに少しだけ加えて頂いて。。。

 

 

 

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