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舞台裏便り:徐々にやればいい?

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急に寒くなって来ましたね。

身体は大分快適になってきた、スタッフのSです。

 

お元気ですか?こんにちは。

 

歳をとると

身体が変わってきて驚きの連続です!

 

「無理しないでー!」ということを

他者に言われやすくなりつつ、

 

「無理しないこと」は、

「成長しなくていいこと」ではない。

 

なんて…自分に思うわけなのです。

 

 *

 

それはもしかして、

 

障がいを持っているメンバーにも

同じく言えることかな?

 

と思ったりします。

 

 *

 

「無理しないこと」の中には、

 

「ストレスをかけないこと」、

という主旨があると思います。

 

でもこれ、日常生活を送る上で、

まず無理なことなんですよね。

 

すっごい嬉しいことがあっても「ストレスはかかる」し、

すっごい悲しいことがあっても「ストレスはかかる」。

 

新しいことを始めたら「ストレスはかかる」し、

知らないところへ行っても「ストレスはかかる」。

 

ストレスをかけないなんて、

「厳密には無理だ」ということを

 

お医者さま方も知っていて、

言われるのだろうなあ…、と思います。

 

 *

 

調子を崩した経験のある当事者にとって、

 

ストレスをかけて「再発する」とか「調子を崩す」ことは

とっても辛いことだろうなあと思うのです。

 

そうすると、

 

新しいことに挑戦することも、

大きな喜怒哀楽を呼び起こしそうなものも、

 

「避ける人生」が

待っていることになっちゃうかな…?

 

と思うのです。

 

 *

 

お医者さまから

 

「恋人はいいけど結婚は

(ストレスがかかるから)やめた方がいい」と

 

真顔で言われた人を知っています。

 

彼女はいわゆる

結婚&出産適齢期で発病した人だったので、

 

その後とても悩んでいました。

 

 *

 

平穏な人生は望むところだけれど、

楽しいかどうかは別問題。

 

やっぱりそこには大笑いの日があったり、

 

心千切れるような気持ちで

涙する日があったりして良いように思います。

 

だからこそ

人生は彩り豊かで愛おしい気がするのです。

 

平穏無事であることに注力し過ぎるのは、

ちょっと寂しい気持ちになります。

 

わたしだけでしょうか?

 

 *

 

一流のスポーツ選手さん達も、

 

いきなり無茶な動きをすれば

簡単に身体が壊れるそう。

 

「徐々に慣らす」ということを

すごく大切になさるそうです。

 

身体ストレスって、

一気にかけると誰でも破綻するけれど、

 

ゆっくり徐々にかけると、

 

筋肉が育って、

ついには重いものが持てるようになるそうです。

 

そう考えると、

 

「ストレス」って、

越えていけるものなんですよね。

 

 *

 

さじ加減をするためには、

自分をある程度把握する必要がある。

 

そういう意味では、

 

病気のありなしを問わず、

 

自分と向き合っている人達は

どんどん成長する気がします!

 

 *

 

原因を自分における人、

要因を「自分ごと」として捉えられる人、

 

そういう人達は、

成長が早いし、実力をつけるのも早い。

 

誰でもそうですよね?!

 

 *

 

そして、成長って、

 

「成長を信じてくれている人」の側では

起こりやすいかなって感じています。

 

 *

 

マジェルカでは、

オーナーもスタッフのナベさんも、

 

スタッフメンバーみんなが

「新しく出来るようになる」ことを

 

どこか真剣に信じているなあと感じるのです。

 

 *

 

「成長する」というのは、

 

出来ることを

少しずつ増やせる人になるということ。

 

それは人生において

貴重な「喜び」だと思います。

 

それを得るためにも、

いい環境なのですよね、マジェルカは!

 

 *

 

「働いてもらわないと困っちゃうんだよー!」

という前提なので、

 

とにかく出来ると信じてる!

 

もしかしたら、この

 

「障がいがあったって出来る」って

「心底信じている」ことは、

 

ちょっと

新しいことなのかもしれないな…って、

 

みんなを観ていて

時折、感じるのでした。

 

 

 

素敵な記事をありがとうSさん。

 

Sさんがこんな内容のブログを書いてくれた今日、たまたま、というか、それがマジェルカの日常ではあるのですが、メンバーたちに

『マジェルカは、障害をもっているあなた達に「仕事を与えてあげている」というつもりはない』

『お給料を払うから「マジェルカのために働いて下さい」というつもり』

という話をしたばかり。

ここでははしょりますがそういう話をする機会があったので、こういう話をしたのですが、他所はしらないけれど、とにかくウチでは障害をもっているからと「与えられることが当たり前の人」になって欲しくないと常に考えています。

同時に我々スタッフも「してあげることが当たり前」の支援者になりたくないとも常に考えてます。

 

目の前にある資源として出来るだけ最大限に活用しなければもったいない。

 

そもそも「宝の持ち腐れ」というのは「宝」の側に、ではなく「持つ者」の側の意識に問題があるのですから。

(藤本)

 

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