心を癒す、深く鮮やかな『藍』-藍染めてぬぐい
こんにちは、オーナーではない方のFです^^
このたび、商品紹介担当を拝命いたしました!
マジェルカでは店舗販売の他にインターネットで買えるWEBショップも併設していますが、直接お手にとっていただく店舗販売と違い、WEBは商品が持つ本来の良さが伝わりにくい!
そこでマジェルカで取り扱う商品の魅力であったり、成り立ちや製法、おすすめポイントや活用法をこれからお伝えできれば…と考えています。私のつたない文章力でどこまで伝わるか疑問ですが(苦笑)どうぞお付き合いください^^
記念すべき(?)初回は『ラ・まの(La Mano)』さんの藍染め手ぬぐいです。
『ラ・まの(La Mano)』さんは、東京都町田市にある心身に障がいを持つ人たちの工房です。豊かな自然に恵まれた工房は大きな古民家で、四季の移ろいとともに豊かな感性が流れ、伸びやかな創作活動が行われています。
工房では大きく『織り』、『染め』、『アート』の分野に分かれていて、メンバーさんたちの個性に合わせてお仕事をされているそうです。
『La Mano』とはスペイン語で『手』を意味する言葉で、つくり「手」から生み出されるものが届け「手」から受け「手」に繋がっていく…そんな精神の元に生み出された作品は、伝統的な染め技法を用いながらも、作家さんの自由な発想の元に描かれたものもあってどれも個性的。そんな異なる魅力を併せ持った工房です。
母屋の裏では利用者さんが藍染めの作業中です。
これが藍甕。ラ・まのさんでは本場徳島の”すくも藍”を使用しています。
”すくも”というのは藍の葉っぱを100日程度、発酵させて堆肥にしたものです。
日本の藍は「Japan Blue」とも呼ばれ、空のように鮮やかで、海のように深い色合い
は世界でも人気があります。
しわのないように干して1クール終了。
染料から生地を出した時は緑色をしていますが、空気に触れると青色に変化して
ゆきます。5~6回繰り返すことで黒みの強い藍色になります。
『型染め』の型紙。穴の空いた部分に抜染材が付着すると、そこの色が抜けて
模様が浮かび上がります。
徳島産の貴重な本藍で先に染めた生地の上に型紙を置き(絵柄の部分が穴になってます)その上から藍染めの色を抜くための抜染材をハケで塗っていきます。
穴の空いた部分に抜染材が付着すると、そこの色が抜けて模様が浮かび上がる。言葉にすると簡単そうですが、一枚の手ぬぐいが出来るまでには繊細な作業と力仕事が何工程も繰り返されます。
そうやって作り出されたラ・まのさんの手ぬぐいは、ふんだんに使われた本藍による深い色合いがとても美しく、新品時の色合いも素晴らしいのですが、洗濯を重ね使い込むごとに色が変化していき、絶妙な色彩を楽しむ事ができます。
柄は個性的なイラストが描かれたタイプと、伝統的な和柄模様(全6種)があります。
どちらもモダンなしつらえで、日常づかいだけでなく、ランチョンマットや、ストール風にも。またイラストタイプはタペストリーや額に入れて飾っても素敵だと思います^^
いつもお世話になっている方への贈りものや、日本文化を紹介する品として海外の方へのプレゼントにいかがでしょうか。
今後こちらのコーナーでは、オススメの商品やぜひこれはお伝えしたい!と思う逸品をどんどん紹介していく予定です^^
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた!