bricoleur

今日アップしようと書きかけていた記事があったのですが、

いざ帰ってきて一段落し完成させようとしたところ、どうやらそれに必要な
画像データを店のPCに置き忘れてきたようです・・・
なので、今回はそのうち載せようと書いていたストックネタを放出。
「マジェルカ」という店の名に関して。

マジェルカという名前は、ホームページにもある通り、健康な森づくりの為には様々な
樹々を混植するべきという説があり、その「混ぜる」という意味からもじった名前。
そして様々な個性が混ざり合うべきなのは人の世界も同じことだと…
ダジャレですが良い名前だと思ってます。
でも実はこの名前、アタシが考えたのではないのです。
シャレっ気に欠けるアタシには考えつきません。
私が考えてたのは、「ブリコロール」または「ブリコラージュ」という名前。
そう、今回はボツになって日の目を見なかったこちらのお話を。
このブリコナンチャラというのは昨年亡くなったフランスの文化人類学者の
レヴィ・ストロースという方が唱えた概念。
「悲しき熱帯」という、なんとも80年代アイドルが唄っていそうなタイトルの著作
などで、欧米文化、白人文化至上主義全盛の社会に自らも身を置きながら、
「おいおい、それが全てでも最高でも無いんだよ」と、
そして、文化的に低いと見られていたアフリカなどの原住民が持つ文化の素晴らしさを
訴えて当時の世間から叩かれたりもした学者さんです。
(とアタシは認識してます)
フランス語のbricoleur(ブリコロール)という言葉自体は元々は「器用者」など
とも訳されるらしいですが、例えばその場に転がってる何かと何かを組み合わせて
別の何かを作るみたいなニュアンスのよう。
まさにアフリカの原住民が狩りの途中で森の中から拾い集めておいた動物の骨とか
木の枝などの中からあれこれ組み合わせて、とある時に必要を感じた道具
(弓矢とかでしょうか)を作る…といった具合。
そういう行為をbricolage、そういった行為をする人をbricoleurっていいます。
そしてbricolage(ブリコラージュ)の対極にある概念がengineering(エンジニアリング)、
こちらの言葉の方が多くの方には馴染みがありますよね。
これは、同じモノづくりでも、設計に基づいて必要な資源を調達して何かを作るという
意味あい。
現代はこのengineeringによるモノづくりが主流だし、なんか上等でカッコいいとされてる
感じがしませんか?
もちろん、それによるさまざまな進歩もあったし、それによらなければならない事物が
今の世の中には沢山あるって事は私でも分かってます。
分かってますけど・・・
ソレを作る為にはアンナモノがないと作れません。
  じゃあアンナモノを作ろう!
でもアンナモノを作るにはコンナモノが欲しいです。
  そっかぁ、ではコンナモノも作っちまえ!
しまいには
ついでにヘンナモノもあるといいなぁ、エヘヘ。
  よし、ヘンナモノも作っちゃいなさい!大丈夫、設計上必要なことにしておくからネ。
なんて事もあるような無いような…
まぁそれはそれとして、そこら辺に転がってるアレとコレを組み合わせて何かを作る事、
それを考える事ってそれはそれで楽しいしナカナカ刺激的なもんですよ。
そしてそれはきっと人にも言える事、わざわざ無理して今と違うモノに仕立て上げなくても、
そこら辺に転がってる(っていっちゃ失礼だけど)ままのアノヒトやコノヒトでも出来る事、
アノヒトやコノヒトが持ってるモノを生かすことで出来る事、それも楽しいし創造的で
刺激的な気がします。
さて、その「ブリコロール」や「ブリコラージュ」が店の名として却下になったのは
「なんかどっかの美容室みた~い」っていう人が多数だったもんで・・・
皆さんはどう思います?
きっといつか次のお店にはこの名前を使いましょうかねぇ

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