学生にお話しをする機会がありました

こんにちは、マジェルカの藤本です。

 

先日、私が卒業した明治学院大学社会福祉学科の講義にてゲストスピーカーとしてお話をさせていただく機会がありました。

 

コロナ渦の下、オンラインでの講義でもあり、相手である学生さんたちの様子が見えない中、テンションを維持しながら話すというのは難しいものです。。。

その後、先生から送って頂いた学生からの感想を見て、学生たちにとって様々な気づきを得る機会になったと知ってとても嬉しく思いました。

また、障がい者、福祉、マジェルカが行なってきたような事に対し、こういう見方を持っている(または持っていた)のだなという参考にもなりました。

せっかくなのでそれらの感想からいくつか抜粋したものを以下にご紹介させてもらおうと思います。

 

・・・私が同じ福祉学科を卒業しながらも福祉とは全く接点の無い生活をしていたことや、その後マジェルカの立場で様々な福祉現場やそこで働く人たちと接してきて感じたことを話したところ、彼ら彼女らにとって今、き大きな悩みであろう自身の進路についての感想を多くもらいました。・・・

「福祉」と聞くと、支援に向けた取り組みに一人ひとりの職員が真摯に向き合っていると考えていたが、福祉を志す人が集まるとは限らない。という発言を聞き少し驚いた反面、冷静に考えると当たり前のことであるとも感じた。

福祉関係の仕事にあまり情熱がない中で仕事についた人でも、関わっていくうちに情熱が出てくる人たちもいるということで、それは何事にも共通していることなのかと思いました。

正直私は福祉の現場で働きたいという強い希望は、今はないです。しかし藤本さんの話をきいて、せっかく大学4年間で福祉のことを学んだのだから、一度現場に身を置いてみたら自分で仕事のやりがいを見つけられて、楽しいのではないかなと思ったので、福祉の仕事に興味を持ちました。

将来福祉関係で働きたいとかは思っていなくて、何か目標があるわけではなかったけど、このお店を知って自分の選択肢がすごい広がりました。

この講義を履修していなければこのお店の存在すら知らなかったかもしれないし、今回このマジェルカを知ったことで自分の中で何か広がった気がして、もっと知りたいと思いました。

とてもこれから私たちが苦労するであろう就職について、思ったことをしっかりとそのまま伝えてくれて、色々考えることができました。社会福祉学科に入ったことで、将来進んでみようという道が、増えました。福祉関連の仕事をもっと調べてみようと思いました。

今回の話を聞きいつどこで繋がるのかわからないため、社会福祉に関しての学びを進めることは価値があるのだろうと思う。

もっと柔軟にやりたいこと、自分の好きなことと誰かのための支援を掛け合わせることができたらそれは素晴らしいことだし、勉強とか資格とかもちろん大事ですが、誰かのために活動するのに大事なことは、始めるということと気持ちなのかなと思いました。

初めの方の話は福祉の職につこうとした自分に少しだけ釘が刺さった部分もあったけど、福祉職で働くことにやはり魅力を感じることのできるお話であった。

講師の方の話を聞いて社会に出てから福祉に戻ってきたり自分のやりたいことを見つけていけるのだなと思いました。社会に出てからも環境を変えれるチャンスはあって、初めて入った就職先がすべてではないんだとわかりました。

福祉の現場は他の仕事に比べて、非常に体力や気力を使うにも関わらず、賃金が低いため、志を高く持ち続けることは難しいことなのかもしれないと思いました。しかし、その一方で障害を持つ人と関わるうちに志高くなったり、チャレンジ精神が芽生える人がいるということも知りました。障害者と関わるような福祉関係のすべての人が志高くいるということは難しいかもしれないけれど、少しでも多くの人が現場で働くことで、障害を持つ人と関わることをプラスに捉えられるようになれば、より福祉の現場が活性化するのではないかと思いました。

社会福祉学科と聞くと比較的専門的な分野なイメージで、将来就く仕事内容も限られているようなイメージを持っていました。しかしその道しかないと狭めるのではなく、一般企業などに勤めてから大学時代に学んだことを活かせる場を自分自身で創りあげることも新しいやり方だと感じました。

 

・・・福祉業界や障がい者のイメージ(自分によるものだったり周囲からだったり)などの話・・・

障害者の方が作ったものだから”買ってあげようという考えはいわゆる障害者の方を逆差別するような意味合いを持っているのではないかと考えさせられました。

障害を持ってる人が作っているということを知ったときにびっくりすると同時にもっと大事にしようとしてくれる人が多いのは意外だと思った。

「障害者はどこか劣った存在で、支援や守ってあげなくてはいけない」という認識が含まれていることに気付かされました。障害を持つ人たちに対して「差別や偏見はいけない」という認識は多くの人が「その通り!」と言うと思いますが、心のどこかで「壁」や「自分たちとは違う」という認識を持っているのではないかと感じました。

足がない人に歩けというのは無理だけど、足がなくても手で工作ができる。知的障害者などにも当てはまる。それぞれできないこととできることがあるから、できることまであれこれ支援することは間違っているという言葉が特に印象に残り心に響きました。

このようなお店から、障害者の偏見や差別が少しずつ減っていけばよいと考えた。

障害者関係のことをビジネスにするのはタブーなのではないかと思っていたということでしたが、私も大丈夫なのか心配になると思います。

私は、社会福祉を学んでいるから「就労継続支援」と言うものを知っていて、障害者の賃金に貢献するために購入したい、と思いますが、この背景を知っていて、バザーがあること自体を知っている一般の人は少ないのではないかな、と考えました。私たちが普段買い物する時、生産者を気にして買うのではなく、商品自体を気に入って購入するのと同じで、その商品自体を気に入ってもらう必要があると思いました。

ものづくりを通して健常者と障がい者がつながることのできる空間というのがそんなに身近にもなく知らない人のほうが多いと思うけどこれからもっとたくさんの人に知ってもらえれば活動してみたいと思う人も増えてくると思いました。

藤本さんの「お店があることに意味がある」という経済や広告に基づいた考えを福祉を主にしている人がどれだけすぐに理解できるかと考えると自分の予想ではありますがあまり多くないと思いました。

 

・・・その中でも特に自分自身の意識転換のきっかけになったという学生も・・・

今までいろいろな授業を受けてきて私が感じていたことは支援者側になりすぎないと言うことであると思う。支援と言うことに重きを置きすぎると対等に話している感じがせず、相手側にもいやな気持ちにさせてしまうと言うことを学んだ。

お店に並び、売られているのをみて、作成した人たちに障害があると思えないような美しい商品ばかりであった。でも、それは自分が障害のある人=手先が不器用という勝手なイメージを持っているからだと感じた。

障害を持つ人々が作る商品への偏見は以前まで私自身も持っていた。しかしながら、授業内の課題、藤本さんのお話を聞くことによって意見が180度変わったような気がする。

ちょっと手を差し伸べるだけでこんなに障害を持つ方の可能性が大きく広がることが非常に良く分かりました。

今回のお話で「障害者はかわいそうな存在だから同情してあげよう・でも同情しかできないよ」という状態から少しずつ脱することができたように感じられて良かったと思いました。

障害者は確かに保護するべき存在ですが、ただ保護をするだけではこの先も社会に受け入れられることはないと思います。社会が求めているのは自分に利となる存在(もちろん全てがそうであるわけではないのですが)なので、障害者のこう言った面を一般の人にもわかるように示していくのは大事だと思いました。

今まで「障害者が物を作るのは考えられない」というイメージがあったし、はさみを持ったら危ないと思っていた。

障害者だからと言って、「何もできない」と決め付けてはいけないと感じたし、そのような偏見を持ってはいけないと感じた。

 

・・・マジェルカ(藤本)について・・・

このような事業をやっている企業がない中で挑戦したのは相当な勇気だと思った

法律や制度による支援、施設の運営や斡旋など業務的であったり、どこか規則的なことばかりであると感じていた。また、どこかする側とされる側のように分けているような気がして少しもどかしい様な気持ちであった。私自身、業務的なことや規則的なことというのは間違っているとは思わないし、正しいことであると思うが大学で学んだ社会福祉の理念や目的などとは少し違っているのではないかと思っていました。そのため、社会福祉でもあり、ビジネスでもあるようなマジェルカという活動は私にとってすっと腑に落ちるような気持ちでした。

藤本さんの活動は障害者を知るための第一歩になると思います。おしゃれな外装でふらっと訪れたお店がたまたま障害者の作る商品を売るところだったら、知るきっかけになり他にどんな活動があるのかと調べる人もいるかもしれません。私は実際その一人だったからです。

マジェルカの場合、お客さんは商品に興味を示してお店に入り、入った後に障害がある人が作ったことをはじめて知る。これは福祉に興味のない人でも福祉に関わる機会を設けている。まさにマジェルカは福祉と社会を繋げる役割を担っていると感じた。

マジェルカのような取り組みが全国に広まり、障害者と健常者の壁をなくせるような社会になればいいなと感じた。

「障害者の人が作ったから」ではなく、「この商品に価値を見出して買ってみたら障害者の方の作ったものだった」と言う消費者の心の流れを作り出していることにとても心が明るくなりました。

経営上やコロナ禍の都合で、オンラインショップだけで良いのではと思う人もいるかもしれないが、お店があることに意味があるとおっしゃっていたことがとても印象的でした。

障害がわからないくらい当たり前に人々が混ざり合うという風景がマジェルカに見えつつあるのではないかと感じた。今後、このような風景が社会やありふれた日常生活の場面の中でも見られることができたら良いと思う。

マジェルカを訪ねた客が障害を抱える人々が作っているということを知り、驚きを示したことから示唆されるように、健常者は障害を抱える人との交流があまりないということに気がつきました。マジェルカのように、日常生活において身近に交流できる場があることが大切であると思いました。

 

・・・他にこんなお言葉も・・・

まず初めに、とにかく集中し続けて聴くことができる動画でした。
どうしても動画を1時間以上見続けることって、私の集中力では多少負担なのですが、今回はそんなことを忘れるくらい引き込まれる時間でした。

嬉しいですね

 

今回ご縁があって学生に話をさせて頂くこのような機会を得ましたが、将来の福祉を担うかもしれない、または社会を中心になって支えていくであろう若い学生に向け、新たな気づきを得てもらう機会を提供できるというのはマジェルカとして、とても意義のある事でもあり、ある意味では責任でもあると感じられました。

まさに一般社団法人としても始動したマジェルカですから、これから学生や市民向けにこのような機会を積極的に提供していきたいと考えます。

 

マジェルカに行ってみたい、マジェルカカフェに参加してみたいというお声も多く頂きました。

 

さて最後に、私が今回一番心を打たれた感想を紹介します。

お話してくださった方もお店の雰囲気もとても素敵だった。

 

みなさま、まだまだ不安な情勢が続きますが、くれぐれも健康に注意して日々お過ごしください。

 

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