マジェルカは障がいのある人無い人があたりまえのように
混ざり合うインクルーシブな社会の実現を目指し、
これまでもウェルフェアトレードを実践してきました。
そしてこれからも実践し続けていきます。
ウェルフェアトレードを通じて
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01
障がいのある人たちの仕事を生み出し
社会とつなげます。 -
02
障がいのある人たちと関わることを特別ではない当たり前のことにします。
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03
それによって障がいのある人たちへの関心と理解を社会の中に広めます。
私たちが取組む社会課題
私たちが取組むのは、福祉の側、社会の側の二つの社会課題です。
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01 福祉の側の課題
ー障がい者の仕事に対する低い対価ー
障がい者のお給料(工賃)
月々たったの15,603円※平成29年度厚労省調査
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障がい者の仕事に対する低い評価・・・その一つの要因は、福祉現場は「支援のプロ」ではあるものの、生産活動や販売活動に必要となるビジネスの専門性が乏しいことです。そしてもう一つの要因は、支援者の多くが障がい者をあくまで「支援の対象」としか見てなく、「彼らのもつポテンシャルを引き出し、活かす」視点やスキルが不足していることだと考えています。
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02 社会の側の課題
ー障がい者に対する無意識な偏見と無関心ー
障がいのある人に対して、障がいを理由とする
差別や偏見はあるか」
という質問に対し8割以上が「あると思う」と回答※平成29年度内閣府調査
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障がい者に対するアンコンシャス・バイアス(無意識な偏見)と無関心――その最大の要因は、大多数の人にとって障がい者と関わる機会や知る機会が極めて少ない、という社会にあるのではないでしょうか。作業所で働く障がい者の存在、そして彼らが発揮する能力については、残念ながら社会で殆ど認知されていません。
マジェルカはウェルフェアトレードの理念の普及と
市場拡大を通じ、上記の二つの課題に取り組みます。
沿革
- 2011年
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東京都杉並区西荻窪に、障がい者施設で作られた雑貨販売を専門に扱う5坪の小さなショップを個人事業として開業。
- 2014年
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東京都武蔵野市吉祥寺で地下と1階路面店併せ40坪のショップとしてリニューアルオープン。取引先の障がい者施設を大幅に増やし、店舗の他ECショップ運営、百貨店出店など販路拡大。全国の障がい者施設から商品や販売の相談も多く入るように。
- 2016年
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株式会社マジェルカを設立
- 2020年
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一般社団法人マジェルカを設立
体制
これまで販売活動を中心にした活動でウェルフェアトレードを社会に広めてきたマジェルカですが、一般社団法人マジェルカがそれ以外の活動を担い広げていくことで、ウェルフェアトレードが社会に及ぼす効果を高めていきます。
マジェルカの意味
マジェルカの名前は「混ぜる」という言葉から来ています。
人の都合で作られた均一で画一的なスギやヒノキばかりの森に比べると、時に「雑木」とも呼ばれる種々雑多な木が混ざり合っているという自然本来の森の方が豊かな生態系を育み、災害などにも壊されにくいといった大きな力を持っているそうです。
本当に力ある森や山をかたちづくるためには人間の都合で育てられ、植えられた均質な森よりも多種多様な木々が共生しているということが大切だったのです。
それはきっと私たち人間の社会でも一緒なのではないでしょうか。
様々な個性のヒトやモノが当たり前のように混ざり合い、互いに関わり合える社会こそ、その力を発揮できる豊かで健康的な社会になると私たちは考えます。
そんな思いを込めてマジェルカと名づけました。