私たちが取組むのは、福祉の側、社会の側の二つの社会課題です。

作業所の様子

【福祉の側の課題】

ー障がい者の仕事に対する低い対価ー

「障がい者が作る製品は安くて当然なの!?」

障がい者のお給料(工賃)月々たったの15,603円

(平成29年度厚労省調査)

障がい者の仕事に対する低い評価・・・その一つの要因は、福祉現場は「支援のプロ」ではあるものの、生産活動や販売活動に必要となるビジネスの専門性が乏しいことです。そしてもう一つの要因は、支援者の多くが障がい者をあくまで「支援の対象」としか見てなく、「彼らのもつポテンシャルを引き出し、活かす」視点やスキルが不足していることだと考えています。

生地を織る様子

【社会の側の課題】

ー障がい者に対する無意識な偏見と無関心ー

「障がい者は素敵なモノは作れないの!?」

「障がいのある人に対して、障がいを理由とする差別や偏見はあるか」
という質問に対し8割以上が「あると思う」と回答

(平成29年度内閣府調査)

障がい者に対するアンコンシャス・バイアス(無意識な偏見)と無関心――その最大の要因は、大多数の人にとって障がい者と関わる機会や知る機会が極めて少ない、という社会にあるのではないでしょうか。作業所で働く障がい者の存在、そして彼らが発揮する能力については、残念ながら社会で殆ど認知されていません。

作業所の風景

マジェルカはウェルフェアトレードの理念の普及と
市場拡大を通じ、上記の二つの課題に取り組みます。

【これまでのマジェルカの活動】

※2020年10月一般社団法人設立以前の株式会社マジェルカからの実績です

  • 2011年より日本全国の福祉作業所で作られた雑貨製品の専門店を運営。
  • 吉祥寺の実店舗の他、全国へ発信するためにオンラインショップも同時に運営。
  • 従来の福祉にありがちな「支援」を前面にした販売手法ではなく、製品の価値や作り手の活躍に焦点を当てたアプローチで、従来障がい者と関わる機会の少ない方々にこそ障がい者とつながるきっかけを提供。
  • SNSやブログなどweb上でも積極的に活動を発信し、Facebook3200人、Instagram6300人、Twitter2300人のフォロワー数(2021年1月現在)
  • オンラインショップのアクセス数は一日平均2000人以上(2021年1月現在)
  • 大学や市民活動での啓蒙活動も多数。
    ・東京藝術大学 「ダイバーシティ実践論1」
    ・明治学院大学「知的障害者福祉論」
    ・東京大学や早稲田大学などでのゼミ
    ・「市民社会をつくるボランタリーフォーラム」分科会講義(東京) 他
  • 各所有名百貨店等での催事販売も積極的に展開。
    日本橋髙島屋、新宿髙島屋、梅田ロフト、渋谷ヒカリエ、京都伊勢丹、阪急うめだ本店、新宿ルミネ、ジェイアール名古屋タカシマヤ、他
  • 美術館での催事販売等
    新国立美術館障害者アート企画展でのポップアップ出店、東京都美術館ミュージアムショップ常設、他
  • 新聞や雑誌、TVなど各種メディア掲載実績も多数。 NHK、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、alterna(オルタナ)etc(“メディア掲載”参照)
  • 2020年第一勧業信用組合ソーシャルビジネスアクセラレータープログラムで優秀賞受賞

【福祉現場に対するアプローチ】

  • 「障がい者が作る製品は安いのが当たり前」という常識に捉われている福祉現場に対し積極的に価格設定や、商品企画・販売方法の見直しを提案。 狭い福祉市場ではなく、より広い一般市場で認められる売り方をマジェルカ自ら率先して販売しその正当性を証明するという実践を重視。支援者こそが障がい者の持つ可能性に対する意識変換の必要性を実感して活動。
  • これまで述べ200箇所以上の作業所と取引。
  • 20箇所以上の作業所と、自主製品の販売・制作に関するアドバイザリー契約締結。
  • 利用者の働き甲斐や工賃向上にも貢献。
  • 行政や中間支援団体等の依頼で支援者向けの研修実績多数
    ・自主製品創出セミナー」講師及び「マッチングフェスタ」企画(富山)
    ・「“売る”から学ぶ福祉施設のものづくり」講師(仙台)
    ・「デザインの基礎と授産製品の価値」講師(京都・神戸・名古屋)
    ・アドバイザー専門家派遣(島根)
    ・「商品力ステップアップ研修」講師(栃木)