神奈川県平塚市にある「studio COOCA(スタジオクーカ)」は、様々なハンディキャップを持った人が、その人の好きな事・得意な事で活躍する、仕事を得ることを目的に活動する福祉施設です。絵画・創作・オリジナルグッズの製造・販売やパフォーマンス活動を行っています。
本部機能と制作スタジオである拠点とは別に「ギャラリークーカ&カフェ」を運営しており、そこは所属アーティストや地域のアーティストの作品展を開催したり、街のみなさんの文化的な交流の場として活用。
ハンディキャップを持ったスタッフが自分の得意なことでお店作りに参加したり、2階のアトリエでは様々な創作活動も行っています。
今回のスタディツアーでは、コロナ感染の影響で見学受け入れを中止している影響などもあり「ギャラリークーカ&カフェ」さんにお邪魔してきました。
今回は約50名の方がオンラインで参加してくださいました。 笑い声が絶えないとても楽しいツアーの様子を撮影した動画を御覧ください。 (参加者に向けて配信した画像ではなく訪問の様子を撮影したものです)
ツアーご参加者から
〈良かった点〉(一部)
- このコロナ禍で見学に行きたい所だがいけないので、その代わりにオンラインで行けて良かったです。
- 一人では行っても、何を質問して良いか分からない所代わりに色々お話を聞いてくださってるのを聞けたので参考になりました。
- 編集されていない、リアルな雰囲気を感じることが出来たところ。素敵な人柄を感じることが出来た。
- マジェルカさんがコーディネーターに入ってくださったことで、普段の見学では見られないような利用者さんのリラックスした姿や踏み込んだ話が聞けたことはとても良かったです。
- 障がい者さんが普段どのような活動をしているのかわかったし、仕事場をみられたこと
- 職員の方と利用者さんとの距離が近く、また、利用者さん同士の仲の良さが深く見られたことです。
- 施設の雰囲気の良さが全面的に出ていたため、見ている側も楽しく学ぶことが出来たと感じました。
〈参加して得られた気づきや変化〉(一部)
- オンラインであっても、クーカのみなさんが私たちの訪問をとても喜んで歓迎してくださっていたことが印象的でした。やはり人と人との出会い、交流が人を元気にするんだなと感じました。
- もっと支援者側(マイクを持っていた女性のような)が、支援!!という感じで関わっているのかなと思っていましたが、障がい者の方と支援者の方が対等というか、ラフに、言いたいとこを言いあえるような雰囲気で関わっているのだと気付きました。
- その人らしさ(ストレングス)を引き出す活動の良い実践例を学ぶことが出来ました。
- 福祉作業所という場は、スタッフの方と障害をもつ方との大切なコミュニケーションの場であることがよくわかりました。同時に、このコミュニケーションの場は、障がいをもつ方にとっては社会とのつながりでもあると思いました。そして、あくまで主体は障がい者の方であり、スタッフさんたちは障がい者の方と意思疎通を図りサポートすることで、良い関係性が築けているんだなと感じることができました。しかしながら、この二者間(障がい者とスタッフ)だけの関係性に終わらせてはならないとも実感しました。今回のように、日々の活動や障がい者に関する知識情報を第三者へと伝えることもまた、とても大切なことだと思いました。障がいをもつ方に社会とのつながりを提供するという意味で、まずは「知ってもらう」ということが大きな役割を果たすと感じました。
- 商品を販売することで購入された方との繋がりが生まれるという考えが今まで私の中でなかったので、素敵でとてもいいことだと思いました。
- 私自身は障害を持っている人と直接関わったことがなく、実際に会うと変に気を遣ってしまうこともあるかもしれませんが、今後は障害の有無関係なく、友人と接するような対等な関係で接しながら支援をすることができたらいいなと気付きました。
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